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水出しコーヒーは温めてはいけない?

 
季節が進んで、朝晩だけでなく、日中も涼しくなってきた今日この頃。
 
「そろそろ水出しコーヒーの出番は終わりかなぁ?」
 
なんてお考えの方も多いのではないでしょうか?
 
かく言う私は、年がら年中『水出しコーヒー』です。
 
もちろん冬も氷を入れて、マイボトルで仕事に持って行ってます。(笑)
 
水出しコーヒーは何度もお話ししているように、『作りおき』ができます。
 
だから、忙しい朝の時間にパパッとマイボトルに入れていけばいいだけの便利さは、なかなか手放せません。(笑)
 
でも理由はそれだけではないんです。
 
経験から『水出しコーヒーは温めてはいけない』ということが分かっているからなんです。
 
その経験とは・・・。
 
水出しコーヒーを始めてしばらく経った頃、季節が秋から冬に変わる頃の話です。
 
ほとんど何も考えずに、水出しコーヒーを電子レンジで『チン』して、仕事に持って行っていた時期がありました。
 
確かに、熱い時はそれほど気にならなかったのですが、冷めてくると途端に『苦酸っぱいコーヒー』になるのです。
 
いかに魔法瓶タイプのマイボトルとはいえ、休憩所は屋外だったため、1日中熱いまま。というわけには行きません。
 
どうしても温度が下がってしまいます。
 
すると、あの臭いが『苦酸っぱい』臭いが、一気に噴き出してくるわけです。
 
実際、電子レンジで『チン』した時から、その臭いは感じてはいました。
 
『ツン!』と鼻を突く、不味いコーヒーの代名詞とも言える、苦酸っぱい臭いが、コーヒーの香りの中に混じっているのを・・・。
 
 

八方塞がり?

 
ただ最初は気にならない程度だったので、(ヤセ)我慢しました(笑)
 
でも一度気になると、余計に気になって、そうなるともう・・・。
 
とはいえ、他に短時間で温められる方法も見当たらず・・・。
 
かといって、朝からいきなりホットコーヒーを(ペーパードリップで)立てるわけにもいかず・・・。
 
また、当時は満足できるコーヒーメーカーがある訳もなく・・・。
 
そんな訳で・・・、水出しコーヒーは温めてはいけない。
 
ということを経験から学んだんです。
 
でも、ここで終わってしまっては、『水出しコーヒー研究所』の名が廃ります。(笑)
 
そして色々と調べていくと、あることが分かってきたのです。
 
 

水出しコーヒーを温める。

 
これを紹介したのは、皆さんもご存知の某グルメ漫画なわけですが、
 
そこでの紹介が中途半端なものだったために、かなり誤解をされている方が多いようです。
 
漫画の中では『湯煎にかける』という方法を紹介していました。
 
この方法は間違いではありません。
 
でも、大事なことを伝えきれていない。
 
ということも事実です。
 
その大事なことというのが、
 
温めるにしても、40℃という限界値がある。
 
ということなのです。
 
 

苦酸っぱい匂いの正体

 
水出しコーヒーは、熱を加えずに抽出します。
 
そのため、熱の変化に非常に弱いのです。
 
冷蔵庫に入れておけば、2〜3日は保ちますが、外に放り出しておいたら、夏場だったら1日と保たないでしょう。
 
「熱の変化にさらされたらどうなるのか?」
という問いに関しては、もうお判りのように、
 
あの『苦酸っぱい』臭いが出てきてしまうのです。
 
あの『苦酸っぱい』臭いの正体は、『酸化臭』と呼ばれるものです。
 
そして何が酸化しているのかというと、コーヒーに含まれる『コーヒーオイル』という油分が酸化しているのです。
 
女性なら、皮脂が酸化することで異臭を発することは、よくご存知だと思います。
 
女性はそういった臭いに敏感です。なので「コーヒーの苦酸っぱいのが嫌い」という方が女性には多いのです。
 
油脂の酸化は、酸素・温度・湿度の影響を受けて起こりますが、特に温度が高いほど酸化の反応速度は速くなります。
 
その速度は10℃上昇するごとに、2倍になるといわれているのです。
 
この『酸化臭』ですが、それをコーヒーの『酸味』と勘違いされている方がいますが、それは大きな間違いです。
 
コーヒーの『酸味』とは、苦味の中にあるほのかな『爽やかさ』のことです。決して『酸っぱい』わけではありません。
 
時々ホットコーヒーで、その『酸化臭』がするコーヒーがありますが、アレには様々な原因があるのです。
 

  1. 入れ方が間違っている。(豆と温度の関係)
  2. 豆が古くなっていて酸化している。
  3. 入れてから時間が経っている。

 
この3つのどれかに当てはまります。
 
 

では、水出しコーヒーは本当に温めることはできないのか!?

 
というと、決してそんなことはありません
 
ただ、めちゃくちゃ手間がかかります。
 
なので、朝の忙しい時間帯にできることではありません。
 
でも一度、挑戦してみる価値は十分過ぎるほどにあるのです。
 
大事なことは、40℃という限界値を守るということなのです。
 
この限界値を超えると、『酸化』が一気に進んでしまい、コーヒーの味を台無しにしてしまいます。
 
しかも、温める方法は『湯煎』のみで、それこそ1杯分ずつしか温めることはできません。
 
なぜ『湯煎』がいいのか・・・?
 

  • 直火や電子レンジでは温度調節が難しいから。

 
1杯ずつしか温められないのはなぜ?
 

  • 量が増えると熱の伝わりが遅くなり、時間がかかり酸化してしまう。

 
40℃以上にはできないのか?
 

  • 何度か実験しましたが、40℃以上になると『酸化臭』がします。
  • また40℃より低すぎてもダメです。

 
どんな感じになるの?
 

  • 水出しコーヒー特有のサラッと感は失われますが、香りとコクが重厚になります。
  • 特に香りは、水出し特有の香りカプセルが一斉に開いたような感じになります。

 
温めた時の味は?
 

  • 香り・コク・苦味・甘味が増幅されます。
  • 対して、酸味(爽やかさ)と飲み易さは、失われます。

 
 

まとめ

 

  • 水出しコーヒーは温められる。
  • ただし美味しく飲むためには、多くの条件がある。
  • 温める方法は『湯煎』。
  • 温める量は1杯分。
  • 温度は40℃が限界。温めすぎると『酸化臭』がして、温度が低いと変化が中途半端になる。
  • 量が多すぎても同じ結果になってしまう。
  • かなりピンポイントなのでギリギリの線を見極める必要がある。
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